ダウ理論③

引き続きダウ理論勉強

4、トレンドは明確な転換シグナルが発生するまで継続する

 

 ここでは高値・安値を重視する必要がある。

 基本的に上昇トレンドでは高値の更新がされ、安値は更新されないまま価格が動いていくこと、逆に下降トレンドでは安値が更新され、高値は変わらないままである。

 

ここではそのトレンドの転換シグナルは下のように定義されている

・上昇トレンド・・・前回安値が更新され、高値安値の更新が逆転したとき

・下降トレンド・・・前回高値が更新され、高値安値の更新が逆転したとき

 

そのため、前回の高値・安値の価格を常に意識し把握しておく必要があり、尚且つ少なくとも長期・中期・短期での把握が必要となる。

下位足では逆転したが、上位足で転換シグナルが発生しない場合は下位足での調整となり、上位足ではトレンド継続となるからである。

売買についてはグランビルの法則と合わせて考えたい。

 

高値・安値を更新しないまま一定の値幅で反復する場合と高値も安値も更新するパターンがある。この場合はレンジ相場と判断し、ここまでの相場の流れと合わせ状況を複合的に確認していく必要がある。特に後者は動きが読みにくく、トレードしにくい局面となる。誤った見方や自分の思い込みで判断すると往復ビンタを喰らう羽目になる。